人事活性化

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組織の健康診断(人事ドック)
はじめに
 川上労務センターでは、この5年間 中小企業の「組織の活性化」に力を注いできました。その経験の中で、この手法は効果が高いと思われる具体策を紹介いたします。
『仕事のできる人の行動特性=コンピテンシー』を展開していく中で、人の集合体である『組織・会社の行動特性』を意識するようになりました。すなわち、成長発展する組織・会社に共通する要因を調査・検討することなのです。これらの調査・検討の中から見いだした『7つの視点』を駆使し、組織の健康診断を実施することを『人事ドック』と名付けました。
 
■人事ドックの3つの意義・目的
(1)組織の本質的な病巣をとらえること
景気もようやく底を打った感がありますが、売上・利益がプラスに転じたことによって本質的な問題が逆にベールに隠れてしまう恐れもあるはずです。この『人事ドック』は、組織の根本的な問題を目に見える形で教えてくれます。
 
(2)トップと従業員との意識ギャップを知ること
経営者であれば、強い危機意識をともなって、自社の組織の問題は本能的に察知しているものです。しかし経営者の感じている危機意識と従業員の感じるそれとは大きな食い違いを生じている場合があります。この『人事ドック』では、階層別に分析可能ですから、その意識ギャップを知ることが可能です。
 
(3)従業員の生の声をオープンにすること
『人事ドック』では、7つの視点を数値化して教えてくれるのと同時に、それぞれの視点に関する従業員の生の声をアンケート形式によって集約することが可能です。これにより従業員の声なき声がオープンになります。
 
■企業の成長発展に必要な7条件
成長発展する組織・会社に共通する条件とは下記7つです。
 

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大手・中堅企業はもちろんのこと、5年以内に店頭公開をしたいと考えている中小企業、あるいはここ3年以内に新卒採用を開始した中小企業等は是非ともチェックしたい要因です。

 

チーム目標管理
目標の信号管理(シグナルプロジェクト)
 
対象
◆全社一斉に導入する
◆重点部門を選定して導入する
◆製造部門・管理部門等、成果が見えづらい部門に導入する
◆個人の能力・貢献度より、チームによる問題解決が優先される職場に導入する
 
概要
まず、部署別に『業績向上』に大きな影響を与えると思われる指標(要因)を、10〜15項目程度抽出する。指標とは、コンピテンシーや行動基準から一歩進めて、中間成果をあげられるものであること。そして最終的には全社の売上・利益へとつながるものであることが前提である。図示すると下記のようになる。
 

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次に、各『指標』毎に具体的な達成基準を作成する。(どうなったら達成かの具体的な目標数値など)その後、1週間毎に未達は『赤』、やや達成は『黄』、達成は『青』の3色で進捗管理をしていくことから「シグナルプロジェクト」と名付けた。
 
◆指標と達成基準の例

指 標 達成基準
残業時間の削減 前年比5%未満 前年比10%未満5%以上 前年比10%以上

 
◆進捗管理の例

生産仕入部門 2月1週目 2月2週目 2月3週目 2月4週目
生産性        
安全性        
コスト管理        
整理整頓        
労務費        
原材料費        
クレーム        

 
目的と効果
◆全員で達成感の持てる指標を作成することで、コツコツ努力の必要性を再確認できる。
◆誰でも分かるように週間単位で3色表示するため、目標に向けてのチームの一体感が生まれ、士気が高まる。
◆部署共通の目標であるため、チームワークの醸成につながる。
 
また開発メーカーのように、今の段階では、競合を圧倒するような新製品はすぐには開発しきれない場合。この時点で「売上」「利益」ばかりを前面に押し出してしまうと、毎月、目標未達、未達に終わってしまい、せっかく明るくなった社内の火が消えてしまう。また取り組み始めたコツコツ努力をやめてしまう恐れもある。だから『中間成果』を明確にするのである。

 

社員の提案活動を活発にする仕掛け
速効問題解決技法
 
■『速効問題解決技法』とは何か?
GEで実施されている全員参加型の問題解決手法のこと
・ソニーでは「速効問題解決法」
・バンダイでは「BBS(バンダイブレークスルーセッション)」
 

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■『速効問題解決技法』の目的
全員参加型で結論を出す!
 

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<狙い>
◆全員参加型で現場の問題を解決する
◆短時間でたくさんの意見アイデアが出てくる
◆前向きな議論で実行への責任感が生まれる

 

石の上にも3ヶ月 3ヶ月で習慣化
良い習慣を身につける方法論
 
概要 「習慣」は才能をしのぐ
スキルや技術を習得することも大切ですが、先輩社員や上司が身に付けているすばらしい基本ビジネス行動を、繰り返し繰り返し真似して自分自身の癖にすることが最も重要です。   
人は「習慣」を変えるためには最低でも3ヶ月〜6ヶ月間程度の期間が必要と言われています。今までの古いものの見方を捨て、新しい行動様式を取り入れ、意識しなくともできるようになるための準備期間と言えるでしょう。
特に若手社員が、この良い習慣を身につけるコツを習得ことができれば、彼らの将来の成功は約束されたも同然でしょう。なぜなら、習慣は才能をしのぐからです。
習慣作りのすすめ 〜能力とは『習慣』に他ならない〜
 
対象
 
■新入社員

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(ただしやり方を工夫すればどの階層にも適用できる)
◇中堅社員
◇幹部社員
 
目的と効果
◆自分自身の行動をまず変える
◆良い習慣を身に付ける方法を習得する
—そもそも人の能力(コンピテンシー)はどうやったら伸びるのか?
能力(コンピテンシー)とは良い「習慣」に他ならない
 
基本的なやり方手順
<ステップ(1)>気付く
■勉強会・研修の実施
まずは気付きのプログラムを
自分自身の仕事ぶりや行動を変えなければならないことを「気付かせる」ような場つくりが必要です。そのやり方も、上司や先輩、講師が持論をとくとくと語ったり、本人に強制したりするのではなく、同じ悩みを持つ新人たちが常日頃の自分たちの行動を自由に語り合えるような場を創出することが大事です。ここから得た気付きは自己変革のための火種となります。
全員が同じ本を読んで、意見を述べ合うということも同様の効果につながります。
 
<ステップ(2)>行動改善目標を立てる
■まずは本人に自由に書き出させてみる
勉強会研修のまとめとして、その日のうちに行動改善目標を作成します。日々の具体的な行動改善こそが、その人の能力を育成することにつながるからです。行動改善目標といっても大それたものは必要ありません。下記のような、自分自身の業務に直結する具体的で泥臭い目標です。
 

計画性を付けたい人の場合の行動改善目標
『毎週月曜日の朝は7:30分から30分間、1週間の行動計画を立てる。そのためには月曜日はいつもよりは1時間早く起きる』

 
■次に、目標の内容が行動になっているかどうかをチェックする
目標の意味が良く分からず、意欲や結果を書き出してしまいがちなので、目標が具体的な行動になっているかどうかチェックします。
 
<ステップ(3)>定期的にチェックする
習慣つくりのサポートツールとして、レポートを活用します。よしこれをやってみようと決意しても、いつの間にか気持ちが薄れてしまうものです。レポートはこういう現象を初期の高い志に戻してくれる働きをします。
 
◎行動改善目標ふりかえりの記入例
◆ふりかえりレポートは添削して返却する
このステップの繰り返しが、良い習慣=実力を形作るのです。はじめてみませんか。

 

報・連・相」レベルを高めると会社が変わる
「報連相」は個人と組織の力を高めるコミュニケーションの基本
 
I – 職場(会社)内のコミュニケーション(報連相)が悪いとどんな問題が発生しますか?
(1)顧客からの苦情・トラブルなどが発生しやすい
(2)従業員や顧客との手違い・行き違いが発生する
(3)職場の人間関係が暗くなる、‥‥笑顔が消える
(4)自由に意見が言える、相談しやすい雰囲気が生まれない
(5)顧客サービス水準が低くなり、顧客満足度が低くなる
 
どうしてこのような大事なことを報告しなかったのか?
これまで、「報連相が大事だ!」といいながら、その具体的な内容や活用方法については詳しく説明されていませんでした。
質の高い報連相とは?
 
II – 真・報連相とは
今までの報連相は手段系の領域のみで考えてきました。
どうやるのが良い、こうやるべきだ、というやり方・手段中心の報連相でした。
 
報連相にレベルを考えます。—報連相のレベル表
今までの報連相は、連絡はお知らせ、相談はお知恵拝借といったようなイメージがありました。連絡とは「情報の共有化」、相談の本質は「互恵によるシナジー(相乗)効果を求めることにあり」と定義しました。
報連相といえば、もっぱら上の人が下の人に求めていましたが、報連相の大切さに上も下もありません。みんなが、報連相される立場にあり、同時にする立場にでもあります。
重要情報は誰が持っているか?上が持っている情報の共有化、すなわち「上から下への連絡」は重要です。
たとえば、部門間のセクショナリズムの打破といっても、組織の下のほうよりも、担当役員間のあるいは各部門長間の連絡の悪さとか心を開いた相談の欠如などに、真の原因があることが多いのではないでしょうか。下位層だけでなく、上位者の報連相の質が問われているのです。

 

真報連相レベル表 注意:下から上に読んでください 活用は:自己の振り返り、相互の振り返り、アドバイスと傾聴
☆安心と信頼は報連相の上に成り立つ☆
  報告(義務+アルファ) 連絡(情報の共有化) 相談(シナジー「相乗効果」)
5度
上級
(1)正直に報告している
(2)相手の報連相が悪いのは、自分にも原因があることをわかっている
(3)相手と自己、双方の満足を目指す報告をしている(相手の目的と自己の目的の両方を意識している)
(4)相手の好みに応じた報告の仕方をしている
(1)報連相を楽しんでいる
(2)「情報によるマネジメント」を行っている
(3)悪い情報ほど、早く連絡している
(4)情報を意味づけるのは自己であることをわかっている
(5)情報交換・情報収集連絡で人脈づくりをしている
(1)情報の共有化を深める組織づくりに取り組んでいる
(2)報連相がよくない人にも、寛容な態度で接し、助力している(←支援の相談↓)
(3)相談を受けてたら見返りを求めず助力を惜しまない
(4)相談によって周りを巻き込み、自分一人では出来ない大きい仕事に取り組んでいる(互恵の相談)
4度 (1)結果や状況報告だけに止まらず「自分の意見」 もしっかり述べているし、「提案」を添えている
(2)速報に加えて、原因の分析・把握と解決行動案も報告している
(3)権限を委譲された場合、適切な報連相をしている
(4)上司に対してだけではなく、部下(後輩)、同僚関係各部門への報告も抜かりなく行っている
(1)重要性・緊急性・連絡先の範囲(他部門、他社)などの判断を一段高い視点でしている(低い視点、横・外部の視点でもみている)
(2)連絡内容・連絡方法が他へ及ぼす影響とか、影響が拡大化傾向を持つかどうか、なども考えている
(3)生情報に加え、加工情報の連絡もできる
(1)自他を尊重しながら、自分の意思を正直に、率直に表現できるし、柔軟な対応で歩み寄りもできる
(2)社外の専門家にも必要に応じて相談している
(3)効果的な質問で情報の共有化を深めている
(4)当面の相談だけでなく先々のことも相談している
(5)相談で部下指導・チームワークづくりもしている
3度
中級
(1)目的を明確にして報告(連・相)している
(2)状況が変わった時、長い期間を要する仕事、或いはその仕事の終了のメドがついた場合などには、「中間報告」をしている
(3)「中間報連相」の大切さに気づいて、実行している
(4)「3つに分割」する表現方法をしり、実行している
(1)連絡が「情報の共有化」という意味であることを理解している。また、情報の共有化を深めている
(2)積極的な情報提供で上司を補佐している
(3)遅滞なくお礼状をだしている。またお礼の電話をしている。(必要な場合をわかっている)
(1)「相談」という名前で、また「相談」という形式で「意見具申」「情報提供」とか「上司の方針や真意」の確認もしている
(2)相談の中で必要な「根回し」もしている
(3)「積極的傾聴」で情報の共有化を深めている
(4)心を開き、腹を割って相談できる人を持っている
2度 (1)コスト意識を持って報告(連・相)をしている
(2)報告の機会に次の指示を求めているし、また上司の考えを知る機会としている
(3)報告(連絡)ミスは素直にあやまっている。ミスの対処が適切で、以後気をつけている
(4)T・P・O(相手の状況)も考えて報告している
(1)間違いの起きそうな場合や、正確さを要する内容は、文書(メモ)で連絡している
(2)重要な情報は相手に確実に伝わったかどうか確認している(発信≠連絡)
(3)情報ツールを使いこなしているし、明確な言語表現ができる
(1)「こうしましょうか」と自分の考えを持って相談している
(2)相談の中で「お願い」や「問題解決」もしている
(3)誠意・熱意をもって相談し、相手が判断しやすいように、状況説明もしている
(4)相談した人に対して、必ず結果報告をしている
1度
初級
(1)報告は正直に、という基本原則をわかっている
(2)仕事が終了したら、直ちに、命じた人に直接報告している
(3)「飛び越し指示」は直属上司へ即刻報告している
(4)結果、経過の順で要領よく報告している
(5)5W2Hで、わかりやすい表現をしている
(1)必要と思うことは、その都度こまめに生情報を流している(タイミング・鮮度が肝心)
(2)悪い状況(マイナス情報)こそ早く連絡すべきだ、という原則を知っているが、時には躊躇(ちゅうちょ)することがある。
(3)相手をみて、明るく大きな声で挨拶をしている
(1)上司に対して「どうしましょうか」と必要な相談をしている
(2)こまめに相談しているが、時には自分一人で「どうしようか・・・」と、苦しんでいることがある。
(3)よい報連相はよい人間関係の上にできる、よい人間関係はよい報連相の上にできる、ことを知っているんでいることがある。